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負債整理 - 過払い金の回収に関するQ & A

一部金融業者には、違法な金利を取って利ざやで儲けている業者があります。そこから、払い過ぎの状況、つまり、過払金が発生します。
消費者金融や信販会社と長年取引がある方は、もしかしたら過払金があるかもしれません。心当たりのある方は、弁護士へ依頼し、調査されることをおすすめします。

Q:過払金とは一体何ですか?

わが国には利息制限法という法律があり、上限金利が定められています(元本10万円未満:20パーセント、元本10万円以上100万円未満:18パーセント、元本100万円以上:15パーセント。いずれも年利。)。

たとえば、50万円を借りたとすれば、上限金利は年利18パーセントですから、貸主が取得しても違法でない利息は年間9万円が上限となります(50万円×0.18=9万円)。
ところが、近時の貸金業法改正以前には、この上限金利をはるかに超える高利(年利約30から40パーセント)を取っている業者がたくさんありました。先ほどの例でいえば、15万円から20万円を利息として取っていたという計算になります。

このように、業者が上限金利を超えて取得していた金利を、利息ではなく元本を返済したことにして計算し直します。先ほどの例でいえば、上限金利である9万円を超えた6万円から11万円(15万円〜20万円‐9万円=6〜11万円)を、元本を返済したことにして計算し直します。
そうすると、元本が完済となっているのに、業者が支払いを請求し続け、借主は返済をし続けるという状況になることがあります。
このように、利息制限法によれば、既に完済になっているのに、さらに支払ったお金のことを過払金といいます。

Q:過払金の額は、どのように計算するのですか?

過払金の計算については、インターネット上でも計算ソフトがアップロードされていますので、エクセルなどパソコンにある程度習熟されている方であれば、ご自分でも算出できます。業者から、貸付・返済の日時・金額を記載した書類(これを「取引履歴」といいます。)を取り寄せ、その日時や金額をソフトに打ち込んで計算します。
もっとも、取引履歴の取り寄せがスムーズにできないこと少なくなく、また取引履歴が途中からしか開示されない場合なども少なくありません。
このような場合やパソコンにあまり慣れていない方などは、弁護士に依頼されたほうがよいかもしれません。


Q:過払金は、どのようにすれば、回収できるのですか?

まず、過払金がいくらあるのかを、計算する必要があります。そのうえで、過払金を返すよう、業者と交渉してゆくことになります。
しかし、業者は過払金の返還額を少しでも減らそうとして、様々なことを言ってきます。本人からの交渉には、まともに応対しない業者もあります。
交渉がうまくゆかない場合には、訴訟を起こすことになりますが、訴訟となると本人だけではなかなか容易ではありません。
弁護士が、依頼を受けた場合には、取引履歴の請求から、引き直し計算、業者との交渉・裁判まで、そのすべてを行います。

Q:過払金というのは、どれくらいの期間、業者と取引すれば発生するのですか?

これは、元本の金額・借り増しの有無・期限どおりに支払いをしてきたか、などによって異なるので一概にはいえません。
もっとも、支払いを怠らずに支払い続けた場合には、5、6年で過払いとなることもあります。


Q:過払金は、いくらくらい返ってくるのですか?

これも、取引の期間などによって大きく異なります。
そもそも、過払金があるのかどうかは調査してみなければわかりません。しかし、取引期間が長ければ、ときに1社に対して数百万円の過払金があることも、決して珍しいことではありません。

Q:もう大分前に支払いが終わってしまっているのですが、過払金を取り戻せますか?

完済しているのですから、過払金が発生していることは確実なケースです。
あなたが最後に支払いをした日から10年が経過していなければ、過払金を回収できる可能性があります。10年以上前に支払い終わった借金の場合には、残念ながら過払金を取り戻すことはできません(法律用語では、過払金返還請求権は10年間で時効消滅するといいます)。



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