お悩み解決事例: 家計を圧迫していた350万円を超える大学時代の貸与型奨学金…
概要
ご依頼者 | 20代 男性 |
総債務額 | 350万円超 |
債権者数 | 10社 |
特徴 | 総債務額の大半を大学時代の貸与型奨学金が占めている(保証人は機関保証) |
解決までの流れ
1. ご依頼
当初、方法を限定せず債務整理のご依頼を頂きました。弁護士との打ち合わせの中で最適な方法として破産手続を行うことに決まりました。
2. 費用のご用意
着手金等については一括でのご用意が困難でしたので、月々3〜5万円の分割払いでご用意頂きました。
ご依頼頂いた翌日に各債権者に受任通知を発送し、その時点で各債権者への支払いが全て停止し、その分を着手金等の支払いに当てていただいております。
ご依頼者は従前、各債権者に毎月10万円を超える支払いをされていたところ、これが全て支払停止となり、弁護士への支払いも月々3〜5万円となったため、この時点で支払っていた差額を貯金することもでき、ご依頼前と比べて、生活にゆとりも出始めました。
3. 破産申立の準備
その後も毎月順調にお支払い頂き、着手金の全額のご用意の目処が立ち始めた時点で具体的な準備に取り掛かりました。
破産申立にはご依頼者が借金を負ってしまった理由などを弁護士が詳しく伺う必要があるため、何度も打ち合わせを行った上で、破産申立を行いました。
4. 結果
結果として、ご依頼者は、同時廃止にて破産免責となり、新たな生活をリスタートしております。
5. ご依頼の背景
このご依頼者は、特段高価な物を買ってしまったり、散財したりして破産に至った訳ではございません。大学時代の奨学金の返済が家計を圧迫し、結果として生活費が不足してしまったのです。
現在、奨学金を借りたものの、卒業後、余裕を持って返済できるほどの収入がなく、月々の返済が苦しい若い方も多くいらっしゃいます。
このように債務整理を行うことによって例え奨学金の返済であっても借金の整理が可能ですので、お悩みの方はすぐにご連絡ください。
なお、貸与型奨学金を申し込む際、ほとんどの場合、連帯保証人を付けます。もし連帯保証人がご家族等である場合、本人が破産するとそのご家族である連帯保証人も連鎖して破産しなければならない場合がありますので、十分注意してください(上記の例は機関保証(個人ではなく保証会社が連帯保証人となる)でしたので、その心配はありませんでした)。