お悩み解決事例:とある法人とコンサルタント契約に対し同契約の解除を求めた
概要
ご依頼者 | 40代 女性 |
特徴 | とある法人とコンサルタント契約を締結した女性の希望により、その法人に対し同契約の解除を求めた事件 |
解決までの流れ
1. 依頼
知人からの紹介で、当職のもとへ相談に来られました。ご依頼者は、ある事業の立ち上げを目論む法人との間で、その事業に関する調査や計画を立てることを依頼され、そのような仕事をしてきました。当初は順調だったのですが、やがてこの事業に関わる一部の人間の中でトラブルが生じ、行き詰まってしまいました。ご依頼者は、法人とのコンサル契約を解除してこの事業から身を引くことを、強く望んでおられました。
2. 手続の流れ
既に、関係者ら同士で話をしても、水かけ論にしかならないような事態に陥っている様子でした。そこで、当職が窓口となって各関係者らと面談・交渉し、コンサル契約を維持していても双方にメリットがないこと、むしろデメリットになり得ること、それにつきご依頼者に責任がないことを繰り返し丁寧に説明し、理解を得ました。交渉ですから、こちらが譲歩できる範囲内では、相手の要求にも誠実に応じました。
最終的には契約を打ち切ることを合意する書面を交わし、双方とも納得の上で関係を清算することができました。
3. コメント
一定期間、関係性を継続することを前提とした契約を結んだ後に、想定外の事情が生じて関係性が悪化するというのは、よくあることです。当事者間での話し合いが難しければ、弁護士が間に入って話をまとめることもできます。過去には、より詐欺的要素の強い事案で、同様に契約の解除を勝ち取ったケースもありました。